「殺戮にいたる病」我孫子武丸 

【あらすじ】
永遠の愛をつかみたいと男は願った―。
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。
犯人の名前は、蒲生稔!
くり返される凌辱の果ての惨殺。
冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、
とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
【感想】
ホラーですがミステリです。
連続する猟奇殺人を、
犯人、母親、追いかける刑事の視点で描いていきます。
正直グロイです。
文章は読みやすいのですが、気持ち悪くなる部分もあります。
しかしそこでへこたれそうになっても是非読み進めてください。
期待は裏切りません。
物語が進むにつれて増していく緊張感。
終盤の何かが起こりそうなキリキリした空気。
そして結末・・・
え?としばらくぼう然としてしまいました。
まさかそんな、と・・・
トリックは一つだけ。故にネタバレ厳禁。
気になった方は他のレビューなど漁らず、
前情報なしで読んでみてください。
名作です。
【おすすめ度】
★★★★★

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
殺戮にいたる病 (講談社文庫)我孫子 武丸,笠井 潔

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち5.0圧巻!
5つ星のうち5.0完璧なまでの、ミスリード
5つ星のうち4.0キモすごい!
5つ星のうち3.0驚きの結末ではあるが
5つ星のうち2.0不自然かな


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