2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「凶鳥の如き忌むもの」三津田信三

【あらすじ】 瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。 鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。 怪異譚蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶の目前で、謎の人間消失は起きた。 大鳥様の奇跡か?鳥女と呼ばれる化け物の仕業か? 『厭魅…

「厭魅の如き憑くもの」三津田信三

【あらすじ】 神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、 神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。 戦争からそう遠くない昭和の年、 ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。 本格ミステリー…

「下町ロケット」池井戸潤

【あらすじ】 主人公・佃航平は宇宙工学研究の道をあきらめ、実家の佃製作所を継いでいたが、 突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられるなど、大企業に翻弄され、会社は倒産の危機に瀕していた。 その一方で夢であるロケットエンジン部品開発への想…

「首無の如き祟るもの」三津田信三

【あらすじ】 奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。 三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。 戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。 本格ミス…

「夜の底は柔らかな幻」恩田陸

【あらすじ】 特殊能力を持つ“在色者”たちが、“途鎖国”の山深くに集まる“闇月”。 殺戮の風が、次第に暴れ始める―。殺人者たちの宴が、幕を開ける。 【感想】 イロと呼ばれる超能力を持つ者の聖地“途鎖国”に潜入した主人公。 主人公の目的は?それを果たすこ…