「蛇行する河のほとり」恩田陸

蛇行する川のほとり (中公文庫)

【あらすじ】(Amazonより)
憧れの存在であった高校美術部の上級生・香澄と芳野の二人から、
夏休みに演劇祭の舞台背景画を描き上げるための「合宿」に誘われた毬子。
胸躍らせて「船着場のある家」に赴いた彼女を待ち受けていたのは、
遠い夏の日に封印されたはずの秘密だった…。

【感想】
5人の少年少女が絵を描くために合宿をする。そこで明かされる秘密とは・・・?という話。
視点が章ごとに変わっていきます。
限られた少人数の空間で視点が順番に変わっていき、
それによって徐々に秘密が明らかになっていく、という恩田陸の王道パターン。
この書き方の本はほとんど外れがないと思う。
展開も緊張感があって、ドキドキワクワクしながら読んでました。
オチもなかなかでしたし。
面白かったです。

しかしやっぱり神秘的な少年少女を描くのがうまいな。恩田陸は。
【おすすめ度】
★★★★★