「新参者」東野圭吾

新参者

【あらすじ】(Amazonより)
立ちはだかるのは、人情という名の謎
日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。

【感想】
今ドラマ化もされていて話題の「新参者」です。
加賀恭一郎のシリーズ。
長編ではありますが、内容構成は短編のようになっています。
一つ一つのちょっと不思議な事件を解決していきながら、
それが大きな流れとして殺人事件の解決につながっていくという話。

日本橋が舞台なのですが、
下町の雰囲気や人の温かさがよく出ていて、
読んでて気持ちのいい作品です。

すごいトリックやどんでん返しがあるわけではありませんが、
サクサクと解決していく小さな謎や、下町の風情や雰囲気が魅力的な作品。
安心して読めるおすすめ作品です。

【おすすめ度】
★★★★☆