「麦の海に沈む果実」恩田陸

【あらすじ】
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。
二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。
閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。
生徒を集め交霊会を開く校長。
図書館から消えたいわくつきの本。
理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?
この世の「不思議」でいっぱいの物語。
【感想】
恩田陸作品で真っ先におすすめしたい作品の一つ。
とろーんとした霧がかかったような雰囲気の世界で、
謎がどんどん広がっていく。
そして結末までその勢いは止まることがない。
あっという間に読み終われると思います。
終わってからまた読み返しちゃうくらい良かったです。
まあ私が悪の天才的なキャラクターが好きなせいもありますけど。
一般的なミステリーからはやや外れてるでしょうか。
むしろ雰囲気を楽しむ作品。
恩田陸作品の王道だと思います。
これが楽しめたのなら恩田陸作品にはまれます。
これがダメだったら恩田陸作品で楽しめるものは少ないかも。
【おすすめ度】
★★★★★

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
麦の海に沈む果実 (講談社文庫)恩田 陸

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち3.0読後感は・・・・・・でしたが。
5つ星のうち4.0男の子達がかっこいい!
5つ星のうち5.0素晴らしい世界観!!
5つ星のうち2.0最後まで報われない
5つ星のうち5.0麦の海に沈む果実


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