「占星術殺人事件」 島田荘司

【あらすじ】
怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。
その内容は、
6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、
というもの。
画家は密室で殺された。
そして1カ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。
奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。
【感想】
本格ミステリ
40年前の事件を資料を参考に解き明かす安楽椅子探偵物。
手がかりは作中で全て提示され、読者への挑戦も行われる本格っぷり。 
正直言って開幕はつらい。
猟奇的だし電波だし読んでいて楽しいとは言えない。
だがそんなのは開幕の数十ページ。
それを越えれば、そんな部分は消し飛ぶほどの面白さがある。
読み終わったあとはもう感嘆するほかない。
「そうだったのか!」というミステリ好きならたまらない驚き(喜び)を与えてくれるこの作品。
推理小説が好きな方は間違いなく楽しめます。是非読んでみてください。
ネタバレが致命的になる作品でもあるので、感想やレビューを見る場合はご注意を。
【おすすめ度】
★★★★★

占星術殺人事件 (講談社文庫)
占星術殺人事件 (講談社文庫)島田 荘司

おすすめ平均5つ星のうち4.5
5つ星のうち5.0御手洗の反骨精神がすごい
5つ星のうち5.0最初で最後の名誉
5つ星のうち4.0時代を感ずる
5つ星のうち4.0遅ればせながら、、、
5つ星のうち4.0トリックは世界レベルの作品


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