「パラドックス13」東野圭吾

【あらすじ】
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。
何が起こるか、論理数学的に予測不可能。
その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。
なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。
いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。
【感想】
消える13秒。そのとき世界に何が起きる?
世界から人が消え、残された人たちが東京でサバイバルをする話。
ミステリではありません。
なんでこうなったのかは最初から薄々わかるので、
極限状態で人がどういう行動をするかを描くエンターテイメント的な作品。
サバイバル自体の内容はなかなか。
ただメインキャラクターとして優秀な警視がいるのですが、
そこに感情移入できなかったのが残念。
優秀だけど人の心がいまいちわかってないキャラなので、
あんまり好きになれない。
弟みたいな熱いやつをメインにしたほうが物語としては楽しかったような気がする。

ちなみにこの本を読んでたら北村薫のターンを思い出しました。
雰囲気は全く違うけど、あっちのほうが好きだったな。
【おすすめ度】
★★★☆☆

パラドックス13
パラドックス13東野 圭吾

おすすめ平均5つ星のうち3.5
5つ星のうち3.0読みやすかったです
5つ星のうち4.0あくまでヒューマンドラマ
5つ星のうち1.0私が本人だったら世に絶対出さない本。
5つ星のうち5.0お勧めの一冊
5つ星のうち5.0分厚さからは考えられないスピードで読み終わる。


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