「パラレルワールドラブストーリー」東野圭吾

【あらすじ】
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。
「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。
錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。
精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?
【感想】
東野圭吾お得意の、ちょっとSFで味付けしたミステリー。
親友の恋人を好きになってしまった男。
でもその恋人がある日突然、自分の恋人になっていた。
何があった?どうしてこうなった?
真実を知るべく記憶を探りながら、過去と今が交互に語られていきます。
謎を追うミステリーとしても楽しめるのですが、
嫉妬でもがき苦しむ恋愛ものとしても面白いです。
主人公はそういう意味では普通の人間なので、その嫉妬や憎しみが尚更わかりやすい。
謎のほうも驚きの結末が待っています。
予想していた結末とは全く違いました。 
こういう構成は見事ですよね。
東野圭吾の作品でもベスト3に入るくらいおすすめです。
【おすすめ度】
★★★★★

パラレルワ−ルド・ラブスト−リ− (講談社文庫)
パラレルワ−ルド・ラブスト−リ− (講談社文庫)東野 圭吾

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち5.0世界を友情と恋愛で分けている
5つ星のうち4.0自然に読むペースが速まった
5つ星のうち3.0悲劇に何を求めるか
5つ星のうち4.0SF要素をからめたミステリー
5つ星のうち1.0最後まで読まなければよかった。


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