「魔笛」野沢尚 

【あらすじ】
白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!
二千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。
新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後だった。
妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事鳴尾良輔は実行犯の照屋礼子を突きとめるが、
彼女はかつて公安が教団に送り込んだ人物だった。
迫真の野沢サスペンス。
【感想】
サスペンス。爆弾テロ犯が獄中から過去を振り返る形式。 
導入は最高です。一気に引き込まれます。 
そしてどんどん引き込まれていくのですが、
途中からは宗教やら内面やらいろんな方向に話が行くので、
冒頭から期待されたほどの面白さにはならず。
でもそれでも十分面白かった!
ちょっと無理が、ってとこもあるんだけど、
全体としては楽しませてくれます。
良作。
【おすすめ度】
★★★★☆

魔笛 (講談社文庫)
魔笛 (講談社文庫)野沢 尚

おすすめ平均5つ星のうち4.5
5つ星のうち5.0天才による心理サスペンス
5つ星のうち4.0必読の書
5つ星のうち4.0ワクワクするぐらい期待させるが、やや出来すぎの感じも・・・
5つ星のうち5.0野沢尚らしい濃く深い闇
5つ星のうち5.0ぜひ映像化を


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