「弁護側の証人」小泉喜美子

【あらすじ】
財閥の放蕩息子に見初められ結婚した蓮子は、慣れない生活に息苦しさを感じていた。
そんな折、財閥当主が殺される。殺人罪の裁判の行方は?
驚愕のどんでん返し、ミステリの金字塔!
【感想】
義父が殺され裁判が開かれる。
宣告された死刑判決を覆すため、必死に調査を行うが・・という話。
ある意味トリックものです。ネタバレ厳禁。
もし気になったのなら、Amazonなどのレビューを読むべきじゃないし、
本についてるあらすじすら読まないほうがいい。
というか個人的にはあのあらすじはダメだと思うのですが・・・
登場人物の性格にイラッとさせられる部分はあるのですが、
トリックにはまったらそれを補ってあまりある面白さ。
すばらしいです。
ただ途中で真相に気付いてしまったら、拍子抜けしてしまう作品でもあります。
そのときは自分が賢かったと思ってください。 
収録されてた短編の「深い水」もシュールで面白かった。 
おすすめの一冊です。
是非どうぞ。
【おすすめ度】
★★★★★
弁護側の証人 (集英社文庫)