「天地明察」冲方丁

【あらすじ】
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。
ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。
碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!
早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。
【感想】
時は江戸時代。碁打ちである渋川春海が算術に傾倒し、暦を変える。
感想は・・・すばらしいです!
私は歴史ものも好きなのですが、
これは歴史好きにもたまらないし、それ以外の人にも楽しめる作品です。
熱いんです。生き方がまず熱い!
算術に賭ける想い、暦に賭ける想い、それがまず熱い!
そして勝負が熱い!
碁の勝負、算術の勝負、そして暦の勝負。
いろんな場面で勝負が出てきます。
それが話にワクワクドキドキを与えてくれて、
渋川春海と一緒にこっちまで一喜一憂してしまう。
もう最後なんてドキドキが止まらなかった。
まさに人生をかけた事業。
500ページほどでやや長いですが、そんなの気になりません。
一気に読めちゃいます。
是非どうぞ!
【おすすめ度】
★★★★★

天地明察
天地明察冲方

Amazonで詳しく見る by AZlink