「探偵倶楽部」東野圭吾

【あらすじ】
麗しき二人の探偵が不可解な謎を解き明かす!
<探偵倶楽部>それは政財界のVIPのみを会員とする調査機関。
会社社長が風呂場で感電死した。
電気コードを用いた家政婦の犯行と処理されるが、疑問を感じた社長夫人は探偵倶楽部に調査を命じ…。
傑作ミステリ!
【感想】
探偵倶楽部が事件を解決していく短篇集。
パズル的ミステリ。
最近の東野圭吾のようなSF要素や人情要素はない。
探偵倶楽部の男女二人が毎回登場するのだが、
各エピソードでこの二人の出てくる場面はとても少ない。
さらっと出てきて依頼を受け、
最後にまたさらっと真相を告げて去っていく。
どんな人物なのかさっぱりわからないし、まるで機械のよう。
しかしその有能っぷりとクールさはかっこいい。
トリックが驚天動地とか話に感動するというわけではないんだけど、
各話ごとに練られた構成や短編ならではの読み味の良さが気持ちいい。
気軽に読める良作だと思います。
【おすすめ度】
★★★★☆

探偵倶楽部 (角川文庫)
探偵倶楽部 (角川文庫)東野 圭吾

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