「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海

【あらすじ】
敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。
高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、
ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。
はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。
これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、
そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。
【感想】
あらすじ通りのお話。
タイトルとあの表紙で敬遠してたけど、
小説と聞いたので手にとってみました。
でも小説を期待して読むとがっかりします。
主人公の女子高生がドラッガーののマネジメントという経営の本を読んで、
それを野球部に当てはめてみたらみるみる成功して・・・という話なんだけど、
野球に当てはめたらこうなるんだよ！というお話であって、
決して物語ではないです。
登場人物はただの駒で、全くキャラが立ってないし(たぶんその気もない)、
全てが成功していくので面白みもない。
例えるなら進研ゼミのおまけ漫画がパワーアップしたような内容です。
文章もちょっと・・・
ビジネス書やノウハウ本としてなら興味深いのかもしれませんが、
小説が読みたかったので残念でした。
まあこれは私の選択ミスでもあるのかな・・・
【おすすめ度】
★☆☆☆☆

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