「ラブレター」岩井俊二
【あらすじ】
雪山で死んだフィアンセ、藤井樹の三回忌に、
渡辺博子は想い出に封印するかのように、樹が中学時代に住んでいた小樽に手紙を出す。
ところが、今は国道になっているはずの住所から返事がくる。
天国の彼からの手紙?博子は再び返事を書き、奇妙な文通が始まる。
もうひとりの藤井樹は何者なのか?
二度と戻れないその場所から、大切な何かがよみがえってくるのだった。
【感想】
死んだ恋人の昔の住所に手紙を出したら、なぜか手紙のやり取りが始まる話。
この手紙のやりとりがとにかくすばらしい。
大好きです。
いかにも中学時代の甘酸っぱい思い出という感じがたまらない。
あのカードもすごく気に入ってしまった。
オチもいいしさらさら読めて長さもいいし、
とにかくいい話でした。
いい気分にさせてくれる小説です。
【おすすめ度】
★★★★★
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