「水晶のピラミッド」島田荘司

【あらすじ】
エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。
冥府の使者アヌビスが500年の時空を超えて突然蘇り、
空中30メートルの密室で男が溺死を遂げる。
アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔
【感想】
御手洗シリーズ。暗闇坂の人喰いの木の次かな。
水晶でできた巨大ピラミッドで起きる密室殺人を御手洗が解き明かします。
ただし前フリが非常に長い。
1/3を過ぎるくらいまでは始まってもいなかった気がする。
ただしそれ以降は見事。
ピラミッドの謎を解き明かすところも鮮やかだし、
殺人のトリックもこれまたすごいものでした。
さすが、の一言に尽きます。
そして後日談?にも面白いところがありますしね。
長い作品ですが思ってたよりはさらっと読めたし、
気持ちよく楽しめました。
【おすすめ度】
★★★★☆