「青の炎」貴志祐介

青の炎 (角川文庫)
青の炎 (角川文庫)貴志 祐介

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち5.0青春は甘く無い
5つ星のうち3.0真のヒロインって実は妹?
5つ星のうち4.0防げた筈の悲劇
5つ星のうち5.0櫛森落ち着け
5つ星のうち5.0確かに10代の人に読んで頂きたい


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【あらすじ】(Amazonより)
櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。
女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。
その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。
母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。
曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。
警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。
自らの手で曾根を葬り去ることを…。
完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。
その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

【感想】
少年が家族を守るために人を殺す話。
完全犯罪を狙いますが・・・。
視点は犯人の少年なのでいつばれるか分からない緊張感でいっぱいです。
そして家族を守るという、ある意味正当な動機で殺人を犯した少年ですが、
身を守るためにその行動も徐々にずれていきます。
そして・・・
最後まで満足できる作品でした。
おすすめです。

【おすすめ度】
★★★★★