「半落ち」横山秀夫

【あらすじ】
「妻を殺しました」
現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。
動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。
梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。
日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。
【感想】
警察での取り調べから物語は始まる。
自首してきたのに語ろうとしない空白の二日間の謎を追う話
だんだんと視点となる人物が変わっていって、全てが明らかになっていく。
物語として完璧だと思いました。
きれいにまとまっています。
ただぐいぐい引き込まれていく前半と比べると、
終わり方はやや肩透かしを食らった感もあります。
取り調べ、検事、くらいまででまとまっていれば、
もっと好きな作品になった気がしましたね。
でも万人に薦められる面白い作品なのは間違いないです。
おすすめ。
【おすすめ度】
★★★★☆

半落ち (講談社文庫)
半落ち (講談社文庫)横山 秀夫

おすすめ平均5つ星のうち3.5
5つ星のうち5.0評価と価値
5つ星のうち4.0小説の「半落ち」と、映画の「半落ち
5つ星のうち2.0真相が弱い
5つ星のうち2.0オチが半落ち
5つ星のうち5.0人物像がはっきりしていて惹きつけられる


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