横山秀夫
【あらすじ】 警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。 大半は光の当たらない縁の下の仕事です。 神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。 一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、 こんなにも巨大な組織が回っ…
【あらすじ】 刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。 彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。 自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。 県警ホームページを管理する警部。地方…
【あらすじ】 辛辣な物言いで一匹狼を貫く組織の異物、倉石義男。 その死体に食らいつくような貪欲かつ鋭利な「検視眼」ゆえに、 彼には‘終身検視官’なる異名が与えられていた。 誰か一人が特別な発見を連発することなどありえない事件現場で、 倉石の異質な…
【あらすじ】 犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。 ──息子を殺された男が、犯人の自供によって知る息子の別の顔「真相」、 選挙に出馬した男の、絶対に当選しなければならない理由「18番ホール」など、 事件の奥に隠…
【あらすじ】 「だから女は使えねぇ!」鑑識課長の一言に傷つきながら、 ひたむきに己の職務に忠実に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。 瑞穂が描くのは、犯罪者の心の闇。 追い詰めるのは「顔なき犯人」。 鮮やかなヒロインが活躍する異色のD県警シリーズ。 …
【あらすじ】 殺人事件の時効成立目前。 現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!? 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。 本格ミステリにして警察小説の最高峰との…
【あらすじ】 北関東新聞の記者・悠木は、同僚の安西と谷川岳衝立岩に登る予定だったが、 御巣鷹山の日航機墜落事故発生で約束を果たせなくなる。 一方、1人で山に向かったはずの安西は、 なぜか歓楽街でクモ膜下出血で倒れ、病院でも意識は戻らぬままであっ…
【あらすじ】 人間魚雷「回天」。 発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。 ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、 なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。 命の重…
【あらすじ】 五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。 警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。 当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。 捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎で…
【あらすじ】 不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。 交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。 鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。 三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生で…
【あらすじ】 警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、 天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。 にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。 【感想】 D県警シリーズ第一弾です。 陰の季節、地の声、…
【あらすじ】 阪神大震災の朝、N県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。 県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか? キャリア、準キャリア、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が、複雑に交錯する……。 組織の本質を鋭くえぐる…
【あらすじ】 「妻を殺しました」 現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。 動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。 梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に…
【あらすじ】 深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。 忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。 直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。 だが、夫婦は離婚、事件は何も起こってい…
動機 (文春文庫)横山 秀夫おすすめ平均事務系警察官を描かせたら右に出るものはいません素敵な描写どの短編もクオリティが高く、それぞれに苦悩する人間(主人公)が描かれています。テレビドラマも必見!短編作家横山秀夫の名人芸Amazonで詳しく見る by AZl…
★5+ ルパンの消息 クライマーズ・ハイ ★5 震度0 動機 出口のない海 「64 ロクヨン」 ★4 半落ち 影踏み 深追い 第三の時効 臨場 ★3 陰の季節 顔 FACE 真相 看守眼 ★2