「宿命」東野圭吾

【あらすじ】
高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、
苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。
男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、
奇しくも初恋の女の夫となっていた。
刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。
【感想】
ミステリですが、話としては宿命の二人の関係がメイン。
殺人事件を舞台として、
ライバルだった二人の関係が徐々に明らかになっていく。
そして驚愕の結末が・・・
という内容。
面白いことは面白いのですが、評価が別れる内容だと思います。
初めての東野圭吾作品なら楽しめると思います。
たくさん読んでからだと、またか!と思って楽しめないかもしれません。
その理由を以下に。
根本的内容には触れていませんが、若干ネタバレなので注意。


【ここから】

この作品は東野圭吾作品に多い「ちょっとだけSF要素で味付け」のパターンです。
しかもそれが前提の内容ではなく、オチで使われているので、
東野圭吾作品を多数読んでる人にとっては、またかーと感じてしまう可能性あり。(私がそうでした)

【ここまで】


というわけでドキドキしながら読める作品ではありますが、
東野圭吾の類似作品の中では浅めの作品な気もします。
読むなら最初のうちにどうぞ。
【おすすめ度】
★★★☆☆

宿命 (講談社文庫)
宿命 (講談社文庫)東野 圭吾

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち4.0後半に盛り上がりが待っています
5つ星のうち5.0東野さんの才能が素直に羨ましい
5つ星のうち3.0個人的には不発
5つ星のうち1.0最近の作品はもっと面白いんだろうなあ…
5つ星のうち3.0東野作品の中では佳作ですか?


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