「ねじの回転」恩田陸

【あらすじ】
過去を変えることはできるのか。
人類を悲惨な運命から救うため、
時間遡行装置による歴史の介入点に選ばれた1936年2月26日、東京。
歴史を修正すべき安藤大尉には別の思惑が…。
【感想】
時間を遡れる未来の人達が、歴史を修正しようとする話。
舞台は2.26事件の起きている東京。
歴史を変えるためには、この時代の人物に協力してもらわなければいけない。
でも2.26事件の結末を知ってしまったこの時代の人にも別の思惑が生まれてきます。
極端な修正は許されない中で、どのように歴史を改変していくか。
そして話は大きな転換を迎え・・・
随所に"うまい!"と思える設定や構成があります。
読み終わったあとはちょっと混乱しているかもしれませんが、
そこはまたパラパラ読み返すか、ネットで調べちゃってもいいと思います。
わからなかったことは特に不満には感じませんでした。
SF要素を入れた歴史ifもの、と思わせておいて、ガチSFのこの作品。
この設定でガチの歴史ifモノも読んでみたいですね。
おすすめです。
【★★★★★】

ねじの回転 (上) FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)
ねじの回転 (上) FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)恩田 陸

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち4.0わからないのがおもしろい
5つ星のうち3.0二・二・六事件へのオマージュ
5つ星のうち5.0ページを繰る手が止まりません
5つ星のうち4.0見事な前ふり
5つ星のうち3.0読み続ければ・・・


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ねじの回転 (下) FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)
ねじの回転 (下) FEBRUARY MOMENT (集英社文庫)恩田 陸

おすすめ平均5つ星のうち4.5
5つ星のうち3.0二・二・六事件へのオマージュ
5つ星のうち5.0ぜひ映像化を…!
5つ星のうち5.0これは傑作だと思います
5つ星のうち5.0ジェイムズ・P・ホーガンファンならば評価出来ます
5つ星のうち4.0正統派のSFではないが……


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