「ネバーランド」恩田陸

【あらすじ】
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。
冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。
ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。
そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。
日を追うごとに深まる「謎」。
やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。
驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
【感想】
寮に残った4人。
それぞれに事情があって残っているのですが、
その事情も含め、それぞれの秘密が徐々に明らかになっていきます。
あらすじに事件とありますが、その事件はたいしたことじゃないので、
明らかになっていく秘密と、深まっていく絆がメイン。
秘密が明らかになっていくにつれ、どんどん話に引き込まれていきますし、
少年たちが織りなす若さのあるストーリーも好み。
恩田陸作品の中では、幻想的な部分が少なめ、さわやかさ多め、ってとこかな。
おすすめです。
【おすすめ度】
★★★★★

ネバーランド (集英社文庫)
ネバーランド (集英社文庫)恩田 陸

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち5.0幻想的な冬
5つ星のうち3.0あざやかで瑞々しい印象
5つ星のうち3.0初めての恩田陸作品
5つ星のうち4.0懐かしの高校生活・・・
5つ星のうち3.0まだ青くてかたい果物


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