「回廊亭殺人事件」東野圭吾

【あらすじ】
一代で財を成した一ケ原高顕が死んだ。
妻子を持たない高顕の莫大な財産の相続にあたり、彼の遺言状が一族の前で公開されることになった。
公開場所は旅館“回廊亭”。
一族の他には、菊代という老婆が招待されていた。
だが、菊代の真の目的は、半年前に回廊亭で起きた心中事件の真相を探ることだった…。
その夜、第一の殺人が。
斬新な趣向を凝らした傑作長編推理。
【感想】
ミステリではありますが、サスペンス風味です。
主人公が真相を探るべく、いろいろと嗅ぎ回るのですが、
終始ばれないかドキドキして楽しめます。
トリック重視の作品ではないですが、
あっと驚かされる仕掛けが存在しています。
どのような内容なのかは読んで頂いてからのお楽しみということで。
しかしこのトリックを使う他のミステリと比較すると、
ややアンフェアな印象も受けます。
あってしかるべき反応はちゃんとしてくれないとちょっとずるいかなーと・・・
とはいえ面白い作品でした。
おすすめ。
【おすすめ度】
★★★★☆

回廊亭殺人事件 (光文社文庫)
回廊亭殺人事件 (光文社文庫)東野 圭吾

おすすめ平均5つ星のうち3.5
5つ星のうち4.0良質のミステリー
5つ星のうち3.0昼ドラ化希望
5つ星のうち4.0最後は切ないね
5つ星のうち4.0犯人を狙う殺人計画者
5つ星のうち3.0うーん 星3つ


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