「木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸

【あらすじ】
一組の男女が迎えた最後の夜。
明らかにされなければならない、ある男の死。
それはすべて、あの旅から始まった――。
運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界
【感想】
二人の男女が別れる直前に部屋で話す。ただそれだけ。
他の登場人物はなく、二人の視点が交互に替わる。
そして過去を回想していき、
運命を変えたある事件とその真相が徐々に明らかに。
限定された人たちが視点を変えながら想いを巡らすなんて、
まさに恩田陸が得意そうな話、構成です。
設定はとても好きで、すごく楽しめそうだったけど、思ったより盛り上がりに欠けた印象。
愛、別れの愛憎、事件の謎、といろんな要素があって面白いんですが、
ちょっと期待し過ぎたのかもしれません。
でも繊細な感情の機微や余韻が素敵な作品だと思います。
雰囲気がすごくいいです。
恩田陸作品が好きなら是非どうぞ。
【おすすめ度】
★★★☆☆

木洩れ日に泳ぐ魚
木洩れ日に泳ぐ魚恩田 陸

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち4.0一晩でひっくり返るすべてのこと。
5つ星のうち4.0二人劇
5つ星のうち3.0熱帯樹。
5つ星のうち1.0いつも同じじゃないのかな、っと
5つ星のうち4.0たった二人、限られた時間


Amazonで詳しく見る by AZlink