「聖女の救済」東野圭吾

【あらすじ】
男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。
草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。
湯川が推理した真相は―虚数解。
理論的には考えられても、現実的にはありえない。
【感想】
ガリレオシリーズの長編ミステリ。
テレビドラマ版にあわせてその登場人物も出てくるし、形式も古畑形式。
犯人の女がどうやって毒をしこんだか、が焦点。
さくさく読めたし面白かったです。
あらすじにも出てきますが、
「理論的にはありえても現実的にありえないから虚数解」
という表現は面白いです。
読めばなるほどと納得できると思います。
ただ敢えて言うならちょっと浅いような気がします。
東野圭吾なのに普通のミステリ、とでも言うのでしょうか。
東野圭吾の面白い作品を読んだときの、心の底から沸き上がる感情が足りないのかも。
とはいえ作品としては十分面白いです。
おすすめ。
【おすすめ度】
★★★★☆

聖女の救済
聖女の救済東野 圭吾

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち3.0うーん…
5つ星のうち4.0最後の"オチ"に感嘆
5つ星のうち4.0面白く読ませて貰しました
5つ星のうち3.0やや物足りず
5つ星のうち5.0個人的には容疑者Xより上


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