「流星の絆」東野圭吾

【あらすじ】
惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。
「兄貴、妹は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
14年後―彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。
【感想】
ドラマ化もされた作品。ドラマ版は見てないです。
親を殺された3人の兄弟が犯人に復讐する話。
3人は詐欺師になっているので、騙す方向から復讐を狙っていきます。
しかしその過程で兄弟の妹が犯人の息子に惚れてしまい…と話は展開する。
先に言っときますが、ミステリとしてはいまいち気に入りません。
最後にはどんでん返しがあるのですが、伏線が足りない気がします。
意外性はあるんだけど・・・・
でもそんなことはいいんです。
この作品のいいところはそんなミステリ部分じゃない。
兄弟の絆の強さや、恋の部分です。
両親がいない兄弟の強い絆、お互いを一番に想い合う関係。
その中で復讐と恋で揺れ動く姿。そして・・・結末。
すばらしいです。
進み方もだれることなくほどよい早さでほどよい長さ。
大満足な内容でした。
東野圭吾の作品が好きな人には特におすすめです。
ミステリ好きにはすすめません。
【おすすめ度】
★★★★★

流星の絆
流星の絆東野 圭吾

おすすめ平均5つ星のうち3.5
5つ星のうち4.0ガリレオより好き
5つ星のうち5.0文句なしに面白い
5つ星のうち3.0やっぱり犯人が・・・
5つ星のうち2.0ドラマ化したのが不思議
5つ星のうち2.0「昇華」不良


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