「第三の時効」横山秀夫

【あらすじ】
殺人事件の時効成立目前。
現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?
刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。
本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。
圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。
大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。
【感想】
沈黙のアリバイ、第三の時効囚人のジレンマ、密室の抜け穴、ペルソナの微笑、モノクロームの反転、
の6編から成る短編集。F県警強行犯シリーズ第一弾。 
お互いをライバル視している1班〜3班の班長やそれに関わる人たちの話。 
他の短編も面白いけど、殺人の捜査がメインのこの短編のほうがやはり好み。
班長が魅力的なところもすごくいい。
そしてミステリーとしても面白いんだけど、
警察という組織の中の複雑な力関係、人間関係がまた面白い。
まさに横山秀夫
どれもよかったけど中でも好きなのは第三の時効でした。
おすすめ。
【おすすめ度】
★★★★☆

第三の時効 (集英社文庫)
第三の時効 (集英社文庫)横山 秀夫

おすすめ平均5つ星のうち4.5
5つ星のうち3.0舞台や登場人物がせっかく一緒なのに
5つ星のうち4.0ドロドロしていても、根幹には刑事の矜持が。。。
5つ星のうち2.0私には合いませんでした('д`;)
5つ星のうち5.0清張を超えることができるのは横山秀夫のみ!
5つ星のうち5.0表題作がすごい


Amazonで詳しく見る by AZlink