「異邦の騎士」島田荘司

【あらすじ】
失われた過去の記憶が浮かび上がるにつれ、男はその断片的“事実”に戦慄する。
自分は本当に愛する妻子を殺した男なのか?
そしていま若い女との幸せな生活にしのび寄る新たな魔手。
記憶喪失の男を翻弄する怪事の背景は?
蟻地獄にも似た罠から男は逃げられるか?
希代の名探偵・御手洗潔の最初の事件。
【感想】
御手洗潔シリーズ。石岡との出会いを描いた作品。
この作品は記憶をなくした石岡が、記憶をたどる話。
石岡は良子という謎の女と暮らし始めるが、
なくした記憶をたどっていくと、
自らの妻と子の存在とそれを襲った悲劇に行き当たる。
何が起きたのか?
この記憶は?
この女は?
謎が謎を呼んで物語は激しく展開していきます。
ミステリというより恋愛やエンターテイメントの要素が強く、
他の島田荘司の作品以上に回りくどい印象です。
正直これが最初の御手洗シリーズだとあまり楽しめないかもしれません。
しかし他の御手洗シリーズを読んでるとたまらないですね。
新たな一面にグッとくること間違いないし。
御手洗シリーズを読んでいる方なら楽しめます。
是非どうぞ。
【おすすめ度】
★★★★☆

異邦の騎士 改訂完全版
異邦の騎士 改訂完全版島田 荘司

おすすめ平均5つ星のうち4.5
5つ星のうち2.0ミステリ的にはお粗末〜石岡と良子の愛の物語として読むしかあるまい
5つ星のうち5.0ミステリ風味の恋愛小説。
5つ星のうち4.0御手洗潔ZERO
5つ星のうち3.0前半、中盤、後半で作風がすごい変わります。
5つ星のうち5.0ミステリーとしてではなく読みたい


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