「奪取」真保祐一

【あらすじ】
1260万円。
友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、
大胆な偽札作りを2人で実行しようとする道郎・22歳。
パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、
大金入手まであと一歩と迫ったが…。
日本推理作家協会賞山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス!
【感想】
偽札作りに挑む話。
犯罪をする話ではありますが、
本物と変わらない偽札を作る!という高い目標を目指す話でもあります。
限られた時間で偽札作りを行うため、
常にスピード感と緊張感が備わっていて、
テンポよく楽しく読むことができます。
読んでいて楽しいです。
あと印刷技術の話がかなり具体的で凝ってるので、
印刷の知識があるとすごく楽しめるのかも。
逆にその部分は知識がないと字だけでは少し想像しづらかったですが。
まあそんな知識はなくても十分面白いです。
ドキドキワクワクで一気に読ませてくれます。
最後の最後のオチも満足でした。
おすすめです。
【おすすめ度】
★★★★★

奪取(上) (講談社文庫)
奪取(上) (講談社文庫)真保 裕一

おすすめ平均5つ星のうち4.5
5つ星のうち5.0最高!
5つ星のうち5.010年後にも読んでみたい
5つ星のうち4.0偽札
5つ星のうち5.0クライム・ノベルの最高峰
5つ星のうち4.0なかなかやるな〜


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