「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎

【あらすじ】
俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている?
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか?
二年ぶり千枚の書き下ろし大作。
【感想】
首相暗殺の罪を着せられた主人公を巡るサスペンス。
お得意の視点ばらばらの点が徐々に集まってくる構成があります。
この書き方は伏線としては面白いんだけど、
感情移入しづらくて楽しめないときもある。
でもこの作品ではそれがうまい具合にバランス取れてました。
前半は点と点だった物語がどんどん結びついていくし、
後半の主人公視点の物語でしっかりのめりこめる。
素直に楽しい。
そしてサスペンスとしてのオチはそこまでじゃないんだけど、
そのあとが本当にすばらしかった。
今までの些細な伏線が一気に気持ちよくぴたっとはまる。
読後感は最高です。
気持ちよく楽しめる良作です。
【おすすめ度】
★★★★☆

ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー伊坂 幸太郎

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち1.0伊坂作品
5つ星のうち3.0サーッと読めてサーッと忘れる作品
5つ星のうち4.0相変わらず伏線の張り方は上手い
5つ星のうち2.0うすっぺらい
5つ星のうち5.0最高傑作


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