「香港の甘い豆腐」大島真寿美
【あらすじ】
ひとりが気持ちよかった。やっと、ひとりになれた。
親や友だちから解き放たれた地。
風はぶっきらぼうだけど、いじわるじゃない-。
出生の秘密が、私を香港へと運んだ。たおやかで、ガッツな青春の物語。
【感想】
大好きな作品ですが、いつも紹介してる作品とはかなり雰囲気の違う作品です。
事件もミステリ要素も論理も何もない。
女の子が香港行って帰ってくる。
いろいろ感じていろいろ思う。ただそれだけ。
感覚的に読む本です。
跳ねるような軽快な文章で読みやすいし、
ページも多くないので、あっという間に読めます。
普段読んでる本ならここが好きであそこが嫌でってはっきり言えるんだけど、
そういう意味では何がいいんだかよくわかりません。
ただ主人公の女の子の若い感覚や気持ちがスーっと流れこんできて、
読み終わったあとにすごく気分がよくなる、そんな本です。
自分はこういうのも好きなんだと新境地を教えてくれた本した。
いつもとかなりジャンルは違いますが、これもおすすめです。
【おすすめ度】
★★★★★
香港の甘い豆腐 | |
大島 真寿美 おすすめ平均 豆腐花(タウフファ)を食べながら 軋んだ身体に油をさす 香港の喧噪に背中を押されるように……彩美・17の夏 広東語の響きに乗って、香港のざわめきが聞こえてくる物語 星もっとあげたい Amazonで詳しく見る by AZlink |