「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

【あらすじ】
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
父に自殺された青年は神に憧れる。
女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場―。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
【感想】
あらすじにもあるように、
バラバラ殺人、泥棒、絵画商、リストラされたサラリーマン、などが、
それぞれ独自の動きをしていて、それが徐々に絡み合っていく話。
別々の人物の話がだんだん絡み合ってきて、
お、ここに繋がったか!というのを楽しむ本。
パズルが完成していくのを眺めているような印象です。
うまく作ってあるなーと思いました。
ただそういう話の性質上、登場人物への感情移入や物語へののめりこみがあまりなく、
物語として面白かったかといえばまあまあです。
すごいとは思いますがそれ以上ではなかったかな。
時間があるときにどうぞ。
【おすすめ度】
★★★☆☆

ラッシュライフ (新潮文庫)
ラッシュライフ (新潮文庫)伊坂 幸太郎

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