「ターン」北村薫

【あらすじ】
車が衝突して、記憶がとだえ、真希は昨日に戻っていた。
そして午後3時15分、気づくとまた同じ一日が始まる。
ターン、ターン、その繰り返し。
でもいつかはリターンしたい。帰りたい…。
「時と人」の謎を探る長編小説。
【感想】
誰もいない世界で同じ一日を繰り返す女の人の話。
その世界に現実のちゃんとした世界から電話がつながって…と話は展開する。
ミステリやサスペンスではありません。
設定はとてもいい。こういうの大好き。
でもどうもしっくりこなかった。心にストンと来ない。
すごーく遠いところから作品世界を見てるような気分でした。
スキップもそうだったけど、設定は魅力的なのにどこかしっくりこない。
期待してたよりも心に響いてくれません。なんだかもどかしいです。
どちらも評価が高い作品ですし、合う人は楽しめると思います。
合わなくても普通には楽しめるので、
合うかどうか一度試してみるのが良いと思います。
【おすすめ度】
★★★☆☆

ターン (新潮文庫)
ターン (新潮文庫)北村 薫

Amazonで詳しく見る by AZlink