「夏と冬の奏鳴曲」麻耶雄嵩

【あらすじ】
首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!
20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。
なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?
メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。
【感想】
夏に雪が振る首切り孤島の話。
良くも悪くもすごいとしか言いようがない本。 
普通とは違う意味ですごいです。 
ますミステリ仕立てですがミステリではありません。
ミステリらしいあらゆるものが突っ込んであって、
ミステリのいいとこ取りと言ってもいい内容。
でも読み終わるとミステリじゃなかったんだな、と思います。
ミステリを求めて読むのはおすすめしません。
でもこれを楽しめるのもミステリ好きなんだろうなぁ。
読み終わったときはかなりテンションが上がってました。
納得いかない部分もあるんだけど、
衝撃的な作品でもありました。
論理的でも合理的でもなくて、
合う合わないは本当に激しい作品だと思うけど、
私は楽しめました。
内容には全然触れない感想になっちゃったけど、
語りづらい内容でもあるのでこんなところで。
【おすすめ度】
★★★★☆

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社文庫)夏と冬の奏鳴曲(ソナタ) (講談社文庫)
麻耶 雄嵩

講談社
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