「麒麟の翼」

【あらすじ】
寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、
胸に刺さったナイフだった。
大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。
【感想】
加賀恭一郎シリーズ。
被害者の細かな行動を解き明かすところから、
コツコツ捜査を進めていき、真相へと繋げていく。
新参者に近い雰囲気かな。
謎解き自体より、犯罪に巻き込まれた家族に焦点を当てていて、
家族愛や人情がテーマの話でした。
謎も悪くはないですが、驚愕の!というほどではなかったかな。
いつも通り読みやすくさらさらと読めるし、
オチも満足がいくものでした。
最近の加賀恭一郎シリーズが好きな方は読んで損のない作品だと思います。
ただシリーズ最高傑作!と無駄にハードルを上げる必要はなかった気がしますが・・・
おすすめです。
ただどうせなら社会的な意味での救いも欲しかったかなぁ。
【おすすめ度】
★★★★☆

麒麟の翼 (特別書き下ろし)麒麟の翼 (特別書き下ろし)
東野 圭吾

講談社
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