「坂の上の雲」司馬遼太郎

【あらすじ】
松山出身の歌人正岡子規と軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を軸に、
維新から日露戦争の勝利に至る明治日本を描く大河小説。
【感想】
内容はあらすじの通り。全8巻。
俳諧の世界を変えようとした正岡子規と、
日露戦争で海軍、騎兵の向上に活躍した秋山兄弟の3人が描かれます。
正直なところ前半の松山時代は普通だった。
しかしそれがあるからこそ、後半の日露戦争までの繋がりが面白くなってる。
各々の性格や考え方がしっかり育って結実していく過程がよくわかる。
まさに大河物語。
そしてその成果が感じられる日露戦争日本海海戦もすばらしかった。
行くんだ!っていうエネルギーを感じられる作品だと思います。
読むのに時間はかかるけど是非読んでみて欲しい作品です。
【おすすめ度】
★★★★★

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎

文藝春秋
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