「ほどけるとける」大島真寿美

【あらすじ】
泡のような日々は、ふわふわと。
どうにも先が見えなくて、めんどくさくて、将来の夢もわからない……。
高校を突発的に中退し、祖父が経営する銭湯を手伝う少女が、
常連客との交流や淡い恋を経て、夢を見いだしていく。
ほわほわとあたたかな物語。
【感想】
高校辞めた女の子が祖父の銭湯でバイトをしているお話。
主人公は特にやりたいこともなくて、ただヒマを持て余してる状態です。
でも銭湯の常連さんたちと接しているうちに、
だんだん自分のことが見えてきます。
軽快な文章でテンポよく進んで楽しいし、
短くてあっという間に読めちゃいます。
雰囲気も優しくて読後感も良かった。
個人的には酔ってるシーンが好きだったかな。
良作でした。 
【おすすめ度】
★★★★☆

ほどけるとけるほどけるとける
大島 真寿美

角川書店
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