「闇の守り人」上橋菜穂子

【あらすじ】
女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。
おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、
養父ジグロの汚名を晴らすために。
短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは―。
バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。
壮大なスケールで語られる魂の物語。
読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。
【感想】
守り人シリーズの2作目。
バルサが故郷へ戻って物語が動き出します。
この2作目も文句なく面白いです。むしろ1作目より好きかな。
1作目で触れられていたバルサの過去が描かれるし、
バルサ自身も知らなかった故国での出来事が次々と判明して、
それが国の有り方を揺るがすまでに広がっていく展開は見事。
安心して読めます。
次も楽しみだなぁ。
【おすすめ度】
★★★★★