「夢の守り人」上橋菜穂子

【あらすじ】
人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。
女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。
心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?
開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。
不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?
そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは?
いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。
【感想】
守り人シリーズ3作目。
舞台が再び1作目の国に戻ります。
今回は続編らしい面白さがいっぱいでした。
今までの2作とは違って、国の在り方に関わるような大きな話ではありません。
ただ前回はバルサ以外は新キャラだったのに対して、
今回は1作目の人たちがまたみんな登場してくるので、
読んでる自分にとっても、登場人物たちにとっても、
離れていたみんなにまた会える面白さがあります。
だから逆に前巻までを読んでいないといまいちかもしれません。
シリーズとしては満足!
【おすすめ度】
★★★★★