「ハゴロモ」よしもとばなな

【あらすじ】
失恋の痛みと、都会の疲れをいやすべく、ふるさとに舞い戻ったほたる。
大きな川の流れるその町で、これまでに失ったもの、
忘れていた大切な何かを、彼女は取り戻せるだろうか…。
赤いダウンジャケットの青年との出会い。
冷えた手をあたためた小さな手袋。
人と人との不思議な縁にみちびかれ、次第によみがえる記憶―。
ほっこりと、ふわりと言葉にくるまれる魔法のような物語。
【感想】
失恋した女の人が故郷に戻ってきます。
そしてのんびりとした暮らしをしながら、
ちょっとずつ癒されて何かを取り戻していく話。
特に何かが起きるような作品ではないんだけど、
周りとのやりとりや雰囲気はすごくいいし、
疲れちゃったときに読むと癒されそうな話です。
個人的にはるみちゃんの最後のセリフが好きでした。
【おすすめ度】
★★★☆☆