「神去なあなあ日常」三浦しをん

【あらすじ】
美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。
しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ〜!
高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。
林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
【感想】
高校卒業と同時に携帯も通じないど田舎へ放り込まれた少年が主人公。
主人公はその村で林業に従事し、村の人達やその生き方に触れていく。
面白かった。
まずこの村人たちがいい。
タイトルにあるようにまさに"なあなあ"な生き方で、
細かいことは気にしないし、適当だし、時間がゆっくり流れてるように感じられる。
違う世界を見ているような気持ちになる。
そして青春小説としてもいい。
最初は逃げ出そうとしてた主人公が、踏ん張ってがんばって、
みんなの温かさに支えられてがんばっていく。
恋もちょっとあったりするし。
あと終盤の迫力のある展開も良かった。
この作品が嫌いな人はいないと思う。
良作です。
【おすすめ度】
★★★★★