「影踏み」横山秀夫

【あらすじ】
深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。
忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。
直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。
だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。
思い過ごしだったのか?
母に焼き殺された弟の無念を重ね、
真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より)

【感想】
泥棒が主人公の短編集。 
死んだ双子の弟といつも話してるというSF要素入り。
横山秀夫にしては珍しい。東野圭吾だったらいつも通りだけど。
一応それぞれの話が繋がってるから、
厳密には短編集という言い方は違うのかもしれない。 
ずっと同じ主人公視点で話が進むし、泥棒の腕もいいし、
双子の会話も楽しいので素直に面白い。
特別謎が深いわけじゃないけど、スカッとさわやか勧善懲悪モノとして楽しめた。
おすすめ。

【おすすめ度】
★★★★☆

影踏み (祥伝社文庫)
影踏み (祥伝社文庫)横山 秀夫

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち5.0泥棒が探偵役!傑作連作短編集
5つ星のうち3.0まぁまぁ。
5つ星のうち4.0連作短編集です
5つ星のうち4.0面白かった
5つ星のうち3.0中途半端


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