「深追い」横山秀夫

【あらすじ】
不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。
交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。
鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。
三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。
その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。
骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集―。
【感想】
住宅と署がくっついてるせいで人気最低(?)の署を舞台とした短編集。 
深追い、引き継ぎ、又聞き、訳あり、締め出し、仕返し、人ごと、の7編。
地方の警察署らしく(?)、それほど大事件が起こるわけではありません。
警察の中で起きる日常的な話を、どっぷり具体的に描いてる感じ。
横山秀夫の警察という組織の描き方はリアリティがあって相変わらずすばらしいです。
どれも面白くはずれはありません。 
良作。
【おすすめ度】
★★★★☆

深追い (新潮文庫)
深追い (新潮文庫)横山 秀夫

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち3.0訳あり
5つ星のうち4.0警察という組織で生きる男たちの物語
5つ星のうち4.0心理描写が絶妙!
5つ星のうち5.0一つの生活場としての警察署で
5つ星のうち5.0”巧い”


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