「看守眼」横山秀夫

【あらすじ】
刑事になるという夢破れ、留置管理係として職業人生を閉じようとしている、近藤。
彼が証拠不十分で釈放された男を追う理由とは(表題作)。
自叙伝執筆を請け負ったライター。家裁調停委員を務める主婦。
県警ホームページを管理する警部。地方紙整理部に身を置く元記者。
県知事の知恵袋を自任する秘書。
あなたの隣人たちの暮らしに楔のごとく打ち込まれた、謎。
渾身のミステリ短篇集。
【感想】
連作でもない完全な短編集。
そこそこ面白く外れはないです。
敢えて好きなものを選ぶなら「自伝」が良かった。
完全に独立した短編とあって毎回主人公や人間関係を把握するのに少し疲れました。
普段長編ばかりであまり慣れてないせいもあるのかも。
短編としては普通に面白いのですが、
横山秀夫の短編集として考えるとちょっと物足りない部分も。
傑作!と思えるものや、作品全体を通して伝わってくるものが薄かった気がします。
さらりと読むのであれば是非。
横山秀夫の作品の中では優先度は低めかな。
【おすすめ度】
★★★☆☆

看守眼 (新潮文庫)
看守眼 (新潮文庫)横山 秀夫

おすすめ平均5つ星のうち4.0
5つ星のうち3.0斜め読み
5つ星のうち4.0市井の目線で語らせたらぴかいち。
5つ星のうち3.0軽快に読みました。
5つ星のうち3.0安心して読めます。はずれなし
5つ星のうち4.0短編の名手


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